2020年は、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されますね。
世界中から日本へやって来る一流アスリートをはじめ、歴史的瞬間を現地で見るために、多くの観光客の方々が日本に来られます。
1年間の訪日外国人観光客数は3600万人にのぼるとも言われておりますので、驚きですね。
東京をはじめとする各競技の開催地では、人々を迎えるための施設工事が行われています。
しかし、この背景には数々の労災事故が発生していることは、あまり公になっていません。
厚生労働省が発表した、施設工事安全衛生対策協議会の災害発生状況報告によると、平成28年7月29日から令和元年6月30日までの死傷者数は23人、延べ休業日数は743日にものぼることが明らかになりました。
この23人の内訳は、死亡2人、休業8日以上が16人、休業4~7日が1人、休業1~3日が4人だそうです。。
今後の熱中症や高齢者対策なども十分に強化していくとのことですが、労災事故が起きないことをただただ願うばかりです。
華やかな催しの裏には、数えきれないほど多くの人々の支えがあることを忘れずに、来たるオリンピック・パラリンピックを迎えたいものですね。